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昨日、今日と休診日でしたので、久しぶりにゆっくり読書をしました。以前に朝日新聞の書評を見て気になっていた本です。専門的な内容をとても分かりやすく、明解に説明してくれており、特に医学的知識がなくても十分に楽しめると思います。なにより、家族性アルツハイマー病の家系の話から、アルツハイマー病の遺伝子の特定、トランスジェニックマウスの作成、治療薬の開発にいたるまでが非常にドラマチックにつづられています。とくに治療薬に関してはアリセプトの開発からモノクローナル抗体であるアデュカヌマブにいたる経緯がとても面白く書かれています。非常に個性的で魅力的な研究者たちが興味深いエピソードとともに次々現れますが、その中の一人に私が大学生の時に教わった先生がおり、その先生のエピソードには非常に強烈な印象をうけました。
アデュカヌマブが承認されるか否か、非常に気になるところですね。